taro-h’s diary

たろログ

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運用エンジニアなら、自分の身体の運用もしっかりとしようぜ!!

この記事は、「運用エンジニアの Advent Calendar 2019」の25日目の記事です。

はじめに

こんにちは。サーバインフラ・ネットワークインフラの運用業務に従事しているものです。

私の部署においては、インフラ機器の運用においてはスペシャリストとしての知識・技術を持っているにも関わらず、自分の身体の運用については無頓着である人があまりに多いと感じています。

サーバ・ネットワーク機器の運用と、人体の運用。同じ運用ですから、目指すところは同じであるように感じています。

運用のエンジニアとして、自分の身体をこの1年間運用してきました。
ある程度知見がたまってきたため、今回、共有させていただきたく筆をとりました。


構築のエンジニアの方は、普段から自分の身体を構築していると存じます。
開発エンジニアの方には、ご自身の身体をせっせと開発していただくとして。

我々は「運用」エンジニアなんですから、自分の身体の運用もしっかりしていこうではありませんか。

運用の目的

ここでまず、運用における目的を定義したいと思います。
インフラ運用におけるものではありますが、身体の運用においても似通った部分があるのではないでしょうか。

  1. まず第一に安定稼働
  2. パフォーマンスの最大化
  3. コストの適正化

安定稼働、およびパフォーマンスとコストは、トレードオフの関係となります。

システムの目的・重要度に照らして、適切な点を探ります。

人体に照らして考えてみましょう。

人体においては、安定稼働を最優先とします。
みなさん定期的にぶっ倒れるような生活をしたいわけではないですよね?
我々の運用対象である人体には24時間365日、健康体でいてもらいます。

そのうえで、コストとパフォーマンスです。ここのトレードオフについては、運用技術者の腕の見せ所と思います。

各々の目的に照らし、最適な点を探っていきましょう。

 

実践編

さて、メインディッシュです。今回は、私が今現在実践している、健康のためのいろはをご紹介します。

私の人体のためにチューニングされているので、全てが最適解というわけではありません。

また、上位互換の方法もあると思います。

よしなに活用していただければと思います。

監視について

さて、その前に。

まず運用を行うにおいて、監視を行わなければ始まりません。

人体における監視とはなんでしょうか。それは、「自分の身体の異常に気付く力」、
そして、「自分の身体のパフォーマンスを計る力」です。

睡眠不足、空腹、喉が渇いている、何となくだるい、etc...
これらの感覚に敏感になりましょう。
風邪をひいたとき、休養をとるためのトリガになります。
何となく昨日より体がだるい時、原因を探るための手掛かりになります。

自分の身体の状態に関心を持つことを続けていれば、おのずと磨かれる感覚だと思います。
ITインフラ機器だけでなく、自分の身体にも興味を持ちましょう。

 

睡眠について

さて、メインディッシュ1つ目はまず、睡眠です。
睡眠については、以下の書籍が私の根っこにあります。

スタンフォード式 最高の睡眠

この本は、睡眠の質を上げるための方法について、当時の最新の研究結果を踏まえて、
「ゆえに、こうすれば睡眠の質が上がるよ」という解説をしてくれている本です。


詳しくは本を読んでいただきたいですが、この本のエッセンスは「最初の90分間の眠りの質をいかに高めるか」にあります。

「体温をスムーズに下げる」こと、および「副交感神経優位にすること」により、最初の90分間の眠りの質を高めることができます。

そのため、私は現在眠る際に、以下のような環境を整えて眠るようにしています。

  • 暇になってきた、眠たさを感じたら風呂に入る
  • 寝るときは靴下を脱ぐ
  • エアコンをつけ、室温は23度にする
  • 加湿器をつけ、保湿を行う
  • 唇にリップクリームを塗る
  • アイマスクをする
  • 耳栓をする

この本を読んだのが、ちょうど1年前でした。グランプリ入賞の記事を読んで、それをきっかけに読んだのを覚えています。

それから1年間チューニングを続け、今の形に落ち着きました。

チューニング箇所としては以下の通り。

  • 本に従うと二時間前の入浴がベストだが、無理なので適当にする
  • 本に従うと入眠時間の固定が必要だが、無理なので固定しない
  • 夜勤の日、陽の光があると寝起きが悪くなるのでアイマスクをする
  • 外の音が気になって眠りが浅くなったことがあったので、耳栓をする
  • 寒すぎる・暑すぎると熟睡感が減って、途中で起きてしまったりするので、エアコンをつけて室温を管理する
  • エアコンによって空気が乾くと眠りの質が落ちる、および肌荒れが発生するため、加湿器をつける
  • 加湿器をつけても唇が荒れるので、リップクリームを塗って寝る

本を読んだことも一定の効果がありましたが、その後のチューニングによりさらに睡眠の質が改善されたように思います。

睡眠は、人体の運用における基本です。ついつい軽視しがちな項目ではありますが、できるだけ質を高める、および一定の時間を確保するようにしましょう。

 

食事について

睡眠に並び、食事も健康の基本と言ってよいでしょう。

食事について私は、自炊を推奨しています。
コスト面、および栄養面において、外食および総菜に優れると考えます。

また、「同じものを作って食べ続ける」という方法を提唱しています。

 

以下は私の体重、および食費の推移です。

特に必見すべきは食費です。かかる費用が1/3となっています。

これは、毎日1日280円の牛丼を食べるという生活から、自炊にシフトしたことによる成果です。

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通っていた牛丼屋はすき家であり、すき家では、「期間限定、300円のカードを購入すると毎食80円安くなります!」キャンペーンをしていました。

そのため、私は360円の牛丼を、毎度280円で購入することができていました。

しかし、毎食これですので、1日3食牛丼を食べると1000円近い出費となります。
30日これを続けるとすると、出費は30000円となります。


一方自炊においては、2000円も食材を購入すれば1週間弱持ちます。

2日分の外食費(しかも牛丼比)に対し、1週間分の食料が買い込めるわけです。

なぜ「同じものを作って食べ続ける」のを推奨しているかというと、

  1. 毎日違うものを作ろうとすると、自炊の難易度が上がる
  2. 毎日違うものを作ろうとすると購入する食材の数が増え、消費しきれず食材を腐らせてしまう

この上記2点の理由からとなります。

「同じものを食べ続ける」については、以下のブログが同じことを言っています。

面白いので読んでみてください。

goldhead.hatenablog.com

なお、私はキムチ鍋ではなく、豚汁を食べ続けるという選択をしました。
単純に味の好みの問題です。
最近はカレーとシチューばかり作って食べています。

 

ちなみに、以下が「PREDICT」関数を利用し、私の将来の食費、および体重について予測した結果となります。

ご覧の通り、食費は2020年6月に¥0となり、その後2022年12月には毎月50000円の利潤を生みだすようになることがわかります。

 

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体重についてはもともとやせ型のため、あまり急激な現象は見られませんが、この生活を続けていった場合、10年後には28kgとなることがわかります。
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時代はDevOpsです。私もSREとして勤務しています。

運用エンジニアもこれからは、機械学習および統計に強くなっていかねばなりません。

統計学も嗜んでいきましょう。


運動について

運動も、健康における重要な要素のひとつでしょう。

「健康における三大要素とは、睡眠・食事・運動である」といっても過言ではないかもしれません。

しかし、運動について多くは語れません。なぜなら、私がさっぱり運動をしていないからです。

私の身体の性質として、「やりたくないことをするとストレスがかかる」というものがあります。そのためジョギングや筋トレ等の運動方法は全く続きませんでした。
現在、ストレスなく運動を行う方法を模索中です*1

運用エンジニアの Advent Calendar 2019には、あと24枠空きがありますので、もし知見をお持ちの方がいればシェアいただければと思います。

入浴について

入浴については、怖い落とし穴があります。それがヒートショックです。

気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。

冬場に多発! 温度差で起こるヒートショック | 社会福祉法人 恩賜財団 済生会

これ、結構身近な事故です。しかも独り身でこれを発生させた場合、気を失ったあと誰も見つけてくれません。以下のような対策を行っています。

  • 換気扇を止めて湯船に湯をためる
  • シャワーで湯をためる
  • 湯の温度はややぬるめにする
  • 暖房をつけておく
  • 上がった後は早めに髪と身体を乾かし、服を着こむ

ヒートショックについて、詳しくは検索してみてください。
熱いお湯に浸かるのが好きな私のような人は気を付けること、早めの対策を行うことをお勧めします。

歯について

歯は、失ったら戻ってこない不可逆なものです。
あまり知られていないことかもしれませんが、歯には毎日のメンテナンス以外にも、歯医者での定期メンテナンスが必要です。
周期に定めはありません*2が、痛くなる前に歯医者に行きましょう。
3~4ヶ月を推奨する医療機関が多いです。

歯ブラシについて

歯医者から聞いた話ですが、やはり歯と歯の間の隙間が磨きにくく、磨き残しが多くなります。以下のような歯ブラシを使うと、効果的に歯磨きをすることができます。

ワンタフトブラシといいます。

歯ブラシを上回るワンタフトブラシ!毎日2分の歯垢除去対策

このブログにもある通り、まずワンタフトブラシで歯間や歯周など、磨きにくい部分を磨き、その後に通常の歯ブラシでざっと磨くことを推奨します。

糸ようじについて

糸ようじを使うのはあまり好きではありませんでした。なぜなら、血が出るからです。

しかし歯茎において、糸ようじ(フロス)を使って血が出るのは正常な状態ではありません。

血が出る理由については、「フロス 血が出る 理由」などで検索すると簡単に見つかります。
デンタルフロスや歯間ブラシで血が出た…これって異常!? 歯科医の答えは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

実際、私も1週間ほど血が出ながらもフロスを続けていたら、血が出なくなりました。
歯磨きにおいてはフロスも併用しましょう。

定期健診について

各種歯科医院が定期健診を受けることを推奨しています。
「痛くなったら行く」ではなく、「定期的に行く」ことをお勧めします。

歯科健診を定期的に受けよう|歯医者さんに行こう!|日本歯科医師会

 

医者について

身体の不調を感じた時は、積極的に医者を利用しましょう。

人体の運用において、医者へ行って診療をしてもらうことはベンダへの問い合わせを行うに似ています。

ITインフラの運用において、ベンダへ丸投げすることはあまり褒められたことではないと思います。
こちらもシステムについてはスペシャリストであるべきであり、ある程度の切り分け、およびわかる範囲での原因調査を行ったうえで、問い合わせを行うのが筋です。

ただし、人体の運用においてはそうではありません。我々はどんなに頑張っても所詮素人です。また、自宅にMRIやレントゲンなどの機械は存在しません。

我々が体の不調において診断を下すことは、無知なエンジニアがシステムのエラーについて勝手な判断や操作を行うことに似ています。

「まあ大丈夫でしょ」とか、「ネットでこれを飲めばいいと書いてあった」という情報をもとに、勝手な判断や処置を行うことは危険です。素直に医者に行きましょう。 

 日本では国民皆保険制度があるため、医療機関は常時7割引きです。

使っても使わなくても、毎月保険料は給与から天引きされていきます。必要もないのに医者に行くのは考えものですが、少しでも必要性を感じた場合は医者に行きましょう*3

私がかかってよかったなと思うのは、以下の医療機関です。

  • 腰痛 → 整形外科
  • 歯 → 歯医者
  • 胸の痛み → 内科
  • 気分の落ち込み → 精神科
  • ニキビ・肌荒れ → 皮膚科

 

まとめ

以上、身体の運用についてでした。

この記事のミソは具体論よりも、

  • 日々の体調の変化に気を付けよう(監視)

というところにあると思います。

自分の身体に興味を持ってみてください。

そして、少しずつ生活を自分の身体に合わせ、チューニングしていってみてください。

以上、運用担当からのメッセージでした。

 

*1:スノースポーツなら好きなので、雪国へ移住することを検討中です

*2:個別に適切な間隔で実施されることが重要である-歯の健康|厚生労働省

*3:1~2時間待たされるのはザラなので、暇つぶしできるものを持っていきましょう