taro-h’s diary

たろログ

ブログです。近況報告とか振り返りとかとか

ハートビーツの倫理規定を読んだのでメモ

ここが割とよかったので抜粋しておく。

 

結果の予測と確信について
一般的に視野が広く洞察が深いほど未来の事象に対する断言は難しいものです。 この傾向は情報システムにおいて同様の傾向があります。
昨今の情報システムはたいへん複雑であり、 一見単純に見える動作の裏には複雑な計算や処理、経緯や事情が隠れていることが多々あります。
そのため、より技術を有するエンジニアであるほど事象の予測に対する回答の歯切れが悪くなる傾向があります。 特に「確実」「100%」という要求には警戒心を抱くのは専門家として正常な反応です。 良い未来についても悪い未来についても不確定要素は存在します。
……という事情はあるにせよ、非専門家との対話においては、非専門家は専門家に相応の確実性を求め、 それを元に予測可能性を得ようとします。 前提条件と範囲を明確にした上で、客観的な知識と判断をもとに、 確度の高い情報を提供し期待値を調整しましょう。


表現例:
確率95%以上 => 「まず間違いなくそうなる」
確率80%以上 => 「ほぼそうなる」
確率70%以上 => 「おそらくそうなる」
確率50%以上 => 「半々」「じゅうぶんにありえる」
確率50%未満 => 「現時点ではなんとも言えない」