情報に溢れている現代、情報を自分の中でどう処理するかのコントロールが大事だなという話
知らないことって、幸せなことだと思う。
自分よりいい生活をしている人の存在を知っていると、どうしても人は自分と比べてしまうものだ。
知らなければ今の生活で満足していたのに、さらに高みの生活を知ってしまったことによって現状に満足できなくなることは多い。
最近、エンジニアの世界には退職、転職のエントリ記事が多い。どれもその内容はすごいものだ。
よく拡散されるから、twitterなどSNSを眺めていて、目に触れる機会も多い。
Googleの多数エントリ記事を始め、某IT企業への就職、それに伴う高給、福利厚生、高度な業務内容。自分の現職や今後と比べると、少し憧れてしまう一方、自分には無理だと考えてしまう。
こういった情報に触れ続けていると、自信がなくなってしまうことがある。
すごい人がいて、自分には到底届かなくて。
自分が世界で一番優秀なわけがないから、それは当然とわかりつつも、今までそれなりに満足していた現状が、意味のないものに思えてくる。
けれど頭の片隅で、そんな感情に意味がないということはわかっている。
そもそもそんな情報を知らなければ、こんな気持ちになることもなかった。
そういう意味では、これらの情報を入れないということも選択肢の一つだろう。
実際、僕もそうやって調整することもあるし、その方法が効果的なこともある。
特に、精神的に参ってるとき、調子が悪い時には有効だ。
一方で、情報はなんらかの役に立つ。知らないよりは、知っている方が勝る。
そもそも、他人の身の上話を聞いて、自分がダメージを受けているというのがおかしい。
うまく自分の中での情報の処理をコントロールできれば、変にダメージを受けることもなく、「知」を得ることができるはずだ。
今まで、なるべく多く情報を取り入れることに注力していた。
脳に対して、「いかに早くinputをするか」という能力を求めていた。
もちろんそれも大事だけれど、一方で、「情報を自分の中でどのように処理するか」が非常に大事だなと改めて思ったので、ここに書き残すことにした。
ほんと、今更の話だけどねw