IT系の記事には,テレビニュースのコメンテータお気持ち表明系と同じ系統の情報が混ざるので,気をつけてスクリーニングしないとな
一見有益な情報に見えて,実は特に意味のない情報を大量に摂取してることがあるので気をつけないとなと感じます.
意味のない情報の例としては,
- 事実や出来事をもとに,見解を述べている記事
とかです.
具体例を挙げると,Docker, Laravelなどのバージョンアップ,新機能リリース時などに,その旨を伝え,ここがいい,ここが悪いなど述べる記事です.
このような記事を追っていると,そこに書いてあるピックアップ内容や見解を数多く読むことで, 「これこれのシステムはこの点で良い」とか,「これこれのシステムはこうこうという弱点がある」とか,例に挙げたものであればDockerやLaravelの特徴について語れるようになります.
しかし,こういった出来事に対する見解を述べている記事は,見解とそこから得られる結果よりも,その結果に至った思考プロセスと,その礎となった事実の方が重要です.
結構そこが「個人の経験」とか,「筆者の周囲から得たふわっとした雰囲気」によるような,記事がちょいちょい目に入るなと思います.これは,有益な情報に見せかけて,無益なエンタメであると思います. *1
情報を仕入れている,私は有益なことをしているという達成感は得られますが,実はそれは時間を無駄にしているだけということが発生しかねないなと思います.
投資のつもりで消費をするのと同じです.
消費と思って消費をするならいいのですが,投資と思って消費をすると,「期待」をしてしまい,今はいいですが,後にその「期待」が裏切られたときにダメージが来ます.
情報,なんでもかんでも取り入れることは大事だと考えていますが,一方で,どこかで基準を設けてスクリーニングしないと,時間が溶けて配分を間違えるなと思う今日この頃です.気をつけたひ.
p.s. 一週間後
なんか,意味がないとか無益とかいう言葉はなんか強すぎるかなという気がしてきました.
あと,どの情報が誰に合うかはケースバイケースですね.まあ自分が気をつけようというのはいいけれど,読む人にとってはこういう記事も無益なエンタメだなと見返して思うなど.ご容赦ください.
*1:無益なエンタメは無価値であるということではありません.無益と無価値は別の問題と考えます.