【運用】今日上司から割と貴重なアドバイスをもらった
今日上司から割と貴重なアドバイスをもらった
自分を信じすぎている
→ 発行したコマンドが本当に自分の意図した挙動になっているか確認してほしいし、不安になってほしい。記憶に頼りすぎて失敗している
→ サーバのパラメタ等の情報について、いつも触っているサーバでも記憶に頼らず、毎回資料を確認して、担保を取るべき。
もしくはそこまでの手間をかけなくても、他の人に確認して、ダブルチェックで担保を取るなどしてほしい
1について具体的にいうと、sudo /usr/sbin/postmap /etc/postfix/access
で設定を反映するという作業についてだった。
このコマンドを発行すると、/etc/postfix/access.db
というインデックスファイルが更新される。1
access.db
が変更されるということは知っていたが、sudo /usr/sbin/postmap /etc/postfix/access
を発行したのち、本当にaccess.db
が更新されているのかについて、コマンド発行後エラーが出力されていなければそれは更新されたに違いないという認識だった。
設定ファイルが文法的におかしいとかがあればコマンドがそれを判定して出力でエラーを出してくれるだろうし、
そもそもsudo /usr/sbin/postmap /etc/postfix/access
を正しく発行してもaccess.db
が更新されていない場合があるかもと、コマンドそれ自体の挙動を疑うという意識は全くなかった。
コマンドやシステムについても、信用しすぎていた。2
具体的には発行の後、「access.dbのタイムスタンプを確認して、日時が反映時刻になっているかをしっかり確認しようね。」そして、「そこを確認しておかないと不安になるという認識でいてほしい」ということなんけれども、上司と僕の意識が異なる根っこにはそういう認識の違いがあった。
特に何かイベントがあったというわけではないんだけど、ふとしたきっかけから、僕の今までの行動や考え方を踏まえて指摘してもらえて、非常に貴重なアドバイスだったなと思った。
僕はちょくちょくとつまらない確認漏れから生じるミスをやらかしていて、色々考えた挙げ句わからなかったので半ばそういうタイプの人間なのだろう、自分の不得手であり、不向きな部分であり治らないものなのだろうと諦めていたんだけど、諸々のミスの根源はこの認識違いによるものかもしれないなと思った。たぶんそうなんだと思う。
現状、頭では理解したし納得したが、身体に染み込むレベルではまだ認識できていない。 これは正直、一朝一夕で身につくものではないと思う。
日々の業務において「自分を信用せず、意図した挙動になっているかを逐一確認する、担保を取る」という意識を心がけて、
少しずつ習慣に、そして常識に落とし込めていければいいなと思う。
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それをpostfixが読みに来ることで送信者などの条件によって、受信動作の振る舞いを変更することができる?(smtpd_client_restrictions)。ちょっとここらの認識は怪しい。 http://www.postfix-jp.info/trans-2.1/jhtml/access.5.html↩
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経験年数の重みを感じたんだけど、上司はLinuxのバグを踏む経験とか散々しているので、コマンドそれ自体についてもあまり信用していない ↩