種なし果物について気になったので調べた
最近、果物をスーパーで買うことが多いんだけど、この前種なしの柿を食べて以下のような疑問が浮かんだ。
こいつら、どうやって増えてるんだろう(子孫を残してるんだろう)?
本来、種のない果実には栄養を送り込む必要がない。
植物が果実を実らせるのは、鳥や人間に食べられることによって、種を遠くまで運んでもらうため。
あと、甘い果実をつけると人間が一生懸命増やすので、結果的に甘い果実が繁栄しているのかもしれない*1
種のない果実を育てる ということは、栄養を無駄なところに注ぎ込むということであり、ダーウィンの進化論的に考えれば、そんな突然変異をした種は自然に滅びる。
でも、自然種において、種なしの果物は存在する。原因は突然変異らしい。
・みかん
・バナナ
・パイナップル
これらは接ぎ木によって増える。今は人間によって増やされているとのこと。
自然種でない種なし果物は、植物ホルモンを利用して人工的に作られる。
種なしブドウなどが一般的な例だ。
方法としては、開花する前にジベレリンという溶液に漬けて、種なしにする。
その後しばらくして、果実を大きくするために再度ジベレリン処理を行う。*2
面白いのが、種なしブドウは狙ったものでなくて、ブドウとブドウの間隔を開けようと
茎をのばす目的でジベレリン処理する実験をしたら、種なしのブドウができた、という経緯らしい。*3
参考:
島根県:ジベレリン処理の留意事項(トップ / 農業技術センター / 技術情報 / ハウスぶどう(デラウェア)栽培指針)
ブドウ栽培(その2)ジベレリン処理 - らいちゃんの家庭菜園日記
どうなってるの?種なし、種あり果物の謎 | 食・料理 | オリーブオイルをひとまわし