taro-h’s diary

たろログ

ブログです。近況報告とか振り返りとかとか

実家に帰るとき用のチェックシートを作ったら捗っている

性格上仕方ないけれど

うっかりした性格なので、数日家を空けるときはすごく警戒することになる。

実際その警戒が功を奏して、実家の鍵を持ってくるのを忘れていたりとか、カバンに財布がなかったりが発覚するので過剰というわけでもないらしい。

しかし、毎度忘れ物に気づくたび家にUターンして帰宅することになるのが面倒だ。

「家の鍵を締めたか」「コンロの火を消したか」辺りがまたくせ者で、まず忘れていることはないのだけれど、無意識にやっているので記憶に残らず不安になる。一度不安に思ってしまうともう確認せずにはいられず、結果家の玄関にとんぼ返りすることになる。

酷いときは、一日に8回ほど往復を繰り返したことがあった。

チェックリストの導入

何よりも複数回のとんぼ返りがキツイので、チェックリストを導入して忘れ物を減らす、かつ不安の種を潰すことにした。

Androidストアでめぼしいアプリを複数試してみて、一番使いやすかったものを使い続けている。

リスト3っていう、名前も機能もすごくシンプルなやつ。

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チェックリスト導入して半年ほど経ったが、実家に帰るときに忘れ物をして自宅へとんぼ返りすることはめっきり減った。ていうかゼロになった。

こんなに効果があるものだとは。

実は仕事でもよく利用しており、業務ノウハウの流用だったりする。

こういう、繰り返し同じものを確認するような時にはチェックリストは効果的だなと改めて思った。

 

おわりに

チェックリストというのはコーディングやシステムを介さない人力のものなので、やや泥臭いイメージがある。普段の業務でも、他の手段を検討した上での最終手段、仕方なく導入されることが多い。

でも今回のような場合だと、想定もしていないようなパフォーマンスを発揮してくれるものだなと思った。

 

今、実家への帰宅途中。電車に乗りながらスマホでこの記事を書いている。

余っていたので実家に持って帰ろうと思っていたお酒を忘れたことにいまさら気づいた。

チェックリストは、僕のうっかりグセを治してくれるものではないらしい。

運用エンジニアなら、自分の身体の運用もしっかりとしようぜ!!

この記事は、「運用エンジニアの Advent Calendar 2019」の25日目の記事です。

はじめに

こんにちは。サーバインフラ・ネットワークインフラの運用業務に従事しているものです。

私の部署においては、インフラ機器の運用においてはスペシャリストとしての知識・技術を持っているにも関わらず、自分の身体の運用については無頓着である人があまりに多いと感じています。

サーバ・ネットワーク機器の運用と、人体の運用。同じ運用ですから、目指すところは同じであるように感じています。

運用のエンジニアとして、自分の身体をこの1年間運用してきました。
ある程度知見がたまってきたため、今回、共有させていただきたく筆をとりました。


構築のエンジニアの方は、普段から自分の身体を構築していると存じます。
開発エンジニアの方には、ご自身の身体をせっせと開発していただくとして。

我々は「運用」エンジニアなんですから、自分の身体の運用もしっかりしていこうではありませんか。

運用の目的

ここでまず、運用における目的を定義したいと思います。
インフラ運用におけるものではありますが、身体の運用においても似通った部分があるのではないでしょうか。

  1. まず第一に安定稼働
  2. パフォーマンスの最大化
  3. コストの適正化

安定稼働、およびパフォーマンスとコストは、トレードオフの関係となります。

システムの目的・重要度に照らして、適切な点を探ります。

人体に照らして考えてみましょう。

人体においては、安定稼働を最優先とします。
みなさん定期的にぶっ倒れるような生活をしたいわけではないですよね?
我々の運用対象である人体には24時間365日、健康体でいてもらいます。

そのうえで、コストとパフォーマンスです。ここのトレードオフについては、運用技術者の腕の見せ所と思います。

各々の目的に照らし、最適な点を探っていきましょう。

 

実践編

さて、メインディッシュです。今回は、私が今現在実践している、健康のためのいろはをご紹介します。

私の人体のためにチューニングされているので、全てが最適解というわけではありません。

また、上位互換の方法もあると思います。

よしなに活用していただければと思います。

監視について

さて、その前に。

まず運用を行うにおいて、監視を行わなければ始まりません。

人体における監視とはなんでしょうか。それは、「自分の身体の異常に気付く力」、
そして、「自分の身体のパフォーマンスを計る力」です。

睡眠不足、空腹、喉が渇いている、何となくだるい、etc...
これらの感覚に敏感になりましょう。
風邪をひいたとき、休養をとるためのトリガになります。
何となく昨日より体がだるい時、原因を探るための手掛かりになります。

自分の身体の状態に関心を持つことを続けていれば、おのずと磨かれる感覚だと思います。
ITインフラ機器だけでなく、自分の身体にも興味を持ちましょう。

 

睡眠について

さて、メインディッシュ1つ目はまず、睡眠です。
睡眠については、以下の書籍が私の根っこにあります。

スタンフォード式 最高の睡眠

この本は、睡眠の質を上げるための方法について、当時の最新の研究結果を踏まえて、
「ゆえに、こうすれば睡眠の質が上がるよ」という解説をしてくれている本です。


詳しくは本を読んでいただきたいですが、この本のエッセンスは「最初の90分間の眠りの質をいかに高めるか」にあります。

「体温をスムーズに下げる」こと、および「副交感神経優位にすること」により、最初の90分間の眠りの質を高めることができます。

そのため、私は現在眠る際に、以下のような環境を整えて眠るようにしています。

  • 暇になってきた、眠たさを感じたら風呂に入る
  • 寝るときは靴下を脱ぐ
  • エアコンをつけ、室温は23度にする
  • 加湿器をつけ、保湿を行う
  • 唇にリップクリームを塗る
  • アイマスクをする
  • 耳栓をする

この本を読んだのが、ちょうど1年前でした。グランプリ入賞の記事を読んで、それをきっかけに読んだのを覚えています。

それから1年間チューニングを続け、今の形に落ち着きました。

チューニング箇所としては以下の通り。

  • 本に従うと二時間前の入浴がベストだが、無理なので適当にする
  • 本に従うと入眠時間の固定が必要だが、無理なので固定しない
  • 夜勤の日、陽の光があると寝起きが悪くなるのでアイマスクをする
  • 外の音が気になって眠りが浅くなったことがあったので、耳栓をする
  • 寒すぎる・暑すぎると熟睡感が減って、途中で起きてしまったりするので、エアコンをつけて室温を管理する
  • エアコンによって空気が乾くと眠りの質が落ちる、および肌荒れが発生するため、加湿器をつける
  • 加湿器をつけても唇が荒れるので、リップクリームを塗って寝る

本を読んだことも一定の効果がありましたが、その後のチューニングによりさらに睡眠の質が改善されたように思います。

睡眠は、人体の運用における基本です。ついつい軽視しがちな項目ではありますが、できるだけ質を高める、および一定の時間を確保するようにしましょう。

 

食事について

睡眠に並び、食事も健康の基本と言ってよいでしょう。

食事について私は、自炊を推奨しています。
コスト面、および栄養面において、外食および総菜に優れると考えます。

また、「同じものを作って食べ続ける」という方法を提唱しています。

 

以下は私の体重、および食費の推移です。

特に必見すべきは食費です。かかる費用が1/3となっています。

これは、毎日1日280円の牛丼を食べるという生活から、自炊にシフトしたことによる成果です。

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通っていた牛丼屋はすき家であり、すき家では、「期間限定、300円のカードを購入すると毎食80円安くなります!」キャンペーンをしていました。

そのため、私は360円の牛丼を、毎度280円で購入することができていました。

しかし、毎食これですので、1日3食牛丼を食べると1000円近い出費となります。
30日これを続けるとすると、出費は30000円となります。


一方自炊においては、2000円も食材を購入すれば1週間弱持ちます。

2日分の外食費(しかも牛丼比)に対し、1週間分の食料が買い込めるわけです。

なぜ「同じものを作って食べ続ける」のを推奨しているかというと、

  1. 毎日違うものを作ろうとすると、自炊の難易度が上がる
  2. 毎日違うものを作ろうとすると購入する食材の数が増え、消費しきれず食材を腐らせてしまう

この上記2点の理由からとなります。

「同じものを食べ続ける」については、以下のブログが同じことを言っています。

面白いので読んでみてください。

goldhead.hatenablog.com

なお、私はキムチ鍋ではなく、豚汁を食べ続けるという選択をしました。
単純に味の好みの問題です。
最近はカレーとシチューばかり作って食べています。

 

ちなみに、以下が「PREDICT」関数を利用し、私の将来の食費、および体重について予測した結果となります。

ご覧の通り、食費は2020年6月に¥0となり、その後2022年12月には毎月50000円の利潤を生みだすようになることがわかります。

 

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体重についてはもともとやせ型のため、あまり急激な現象は見られませんが、この生活を続けていった場合、10年後には28kgとなることがわかります。
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時代はDevOpsです。私もSREとして勤務しています。

運用エンジニアもこれからは、機械学習および統計に強くなっていかねばなりません。

統計学も嗜んでいきましょう。


運動について

運動も、健康における重要な要素のひとつでしょう。

「健康における三大要素とは、睡眠・食事・運動である」といっても過言ではないかもしれません。

しかし、運動について多くは語れません。なぜなら、私がさっぱり運動をしていないからです。

私の身体の性質として、「やりたくないことをするとストレスがかかる」というものがあります。そのためジョギングや筋トレ等の運動方法は全く続きませんでした。
現在、ストレスなく運動を行う方法を模索中です*1

運用エンジニアの Advent Calendar 2019には、あと24枠空きがありますので、もし知見をお持ちの方がいればシェアいただければと思います。

入浴について

入浴については、怖い落とし穴があります。それがヒートショックです。

気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。

冬場に多発! 温度差で起こるヒートショック | 社会福祉法人 恩賜財団 済生会

これ、結構身近な事故です。しかも独り身でこれを発生させた場合、気を失ったあと誰も見つけてくれません。以下のような対策を行っています。

  • 換気扇を止めて湯船に湯をためる
  • シャワーで湯をためる
  • 湯の温度はややぬるめにする
  • 暖房をつけておく
  • 上がった後は早めに髪と身体を乾かし、服を着こむ

ヒートショックについて、詳しくは検索してみてください。
熱いお湯に浸かるのが好きな私のような人は気を付けること、早めの対策を行うことをお勧めします。

歯について

歯は、失ったら戻ってこない不可逆なものです。
あまり知られていないことかもしれませんが、歯には毎日のメンテナンス以外にも、歯医者での定期メンテナンスが必要です。
周期に定めはありません*2が、痛くなる前に歯医者に行きましょう。
3~4ヶ月を推奨する医療機関が多いです。

歯ブラシについて

歯医者から聞いた話ですが、やはり歯と歯の間の隙間が磨きにくく、磨き残しが多くなります。以下のような歯ブラシを使うと、効果的に歯磨きをすることができます。

ワンタフトブラシといいます。

歯ブラシを上回るワンタフトブラシ!毎日2分の歯垢除去対策

このブログにもある通り、まずワンタフトブラシで歯間や歯周など、磨きにくい部分を磨き、その後に通常の歯ブラシでざっと磨くことを推奨します。

糸ようじについて

糸ようじを使うのはあまり好きではありませんでした。なぜなら、血が出るからです。

しかし歯茎において、糸ようじ(フロス)を使って血が出るのは正常な状態ではありません。

血が出る理由については、「フロス 血が出る 理由」などで検索すると簡単に見つかります。
デンタルフロスや歯間ブラシで血が出た…これって異常!? 歯科医の答えは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

実際、私も1週間ほど血が出ながらもフロスを続けていたら、血が出なくなりました。
歯磨きにおいてはフロスも併用しましょう。

定期健診について

各種歯科医院が定期健診を受けることを推奨しています。
「痛くなったら行く」ではなく、「定期的に行く」ことをお勧めします。

歯科健診を定期的に受けよう|歯医者さんに行こう!|日本歯科医師会

 

医者について

身体の不調を感じた時は、積極的に医者を利用しましょう。

人体の運用において、医者へ行って診療をしてもらうことはベンダへの問い合わせを行うに似ています。

ITインフラの運用において、ベンダへ丸投げすることはあまり褒められたことではないと思います。
こちらもシステムについてはスペシャリストであるべきであり、ある程度の切り分け、およびわかる範囲での原因調査を行ったうえで、問い合わせを行うのが筋です。

ただし、人体の運用においてはそうではありません。我々はどんなに頑張っても所詮素人です。また、自宅にMRIやレントゲンなどの機械は存在しません。

我々が体の不調において診断を下すことは、無知なエンジニアがシステムのエラーについて勝手な判断や操作を行うことに似ています。

「まあ大丈夫でしょ」とか、「ネットでこれを飲めばいいと書いてあった」という情報をもとに、勝手な判断や処置を行うことは危険です。素直に医者に行きましょう。 

 日本では国民皆保険制度があるため、医療機関は常時7割引きです。

使っても使わなくても、毎月保険料は給与から天引きされていきます。必要もないのに医者に行くのは考えものですが、少しでも必要性を感じた場合は医者に行きましょう*3

私がかかってよかったなと思うのは、以下の医療機関です。

  • 腰痛 → 整形外科
  • 歯 → 歯医者
  • 胸の痛み → 内科
  • 気分の落ち込み → 精神科
  • ニキビ・肌荒れ → 皮膚科

 

まとめ

以上、身体の運用についてでした。

この記事のミソは具体論よりも、

  • 日々の体調の変化に気を付けよう(監視)

というところにあると思います。

自分の身体に興味を持ってみてください。

そして、少しずつ生活を自分の身体に合わせ、チューニングしていってみてください。

以上、運用担当からのメッセージでした。

 

*1:スノースポーツなら好きなので、雪国へ移住することを検討中です

*2:個別に適切な間隔で実施されることが重要である-歯の健康|厚生労働省

*3:1~2時間待たされるのはザラなので、暇つぶしできるものを持っていきましょう

「もったいない」という気持ちの危険性と、捨てることの大切さについて

気になって買ったけど、結局読まない本がある。いつか読もうと思って本棚に並べっぱなしになっている。心のどこかで、「早く読まないとな」という気持ちが高まってくる。

そのうち、この気持ちが「早く読まねばならぬ」という義務感に変わった。

そして、ちょっとした空いた時間にその本を開く。読み切る。読み終わったという達成感とともに、その本を処分する。

 

しかし数日後、この本の印象は今まで読んだ本に比べてあまりに薄かったし、内容も覚えていなかった。

普通、本当に読みたい内容であればすぐに読んでしまうものだろう。漫画などでは「ついつい読んでしまう」という現象が発生するし、技術書などでもそう。プログラミング作業などでも発生する。

今回の本のように、「いつか読もう」ということで本棚に並べてしまう本は、すなわちその内容に興味がない本なのだ。

その本を「せっかく買ったし」とか「途中まで読んだし」とかいう気持ちで本棚においておく。
「いつか読もう」と思う気持ちは、いつしか「タスク」として自分の中に定期的に引っかかる存在になっていた。その本が目に付くたびに、「読まないとな」という気持ちになる。

すでに本を読む目的が、「知的好奇心を満たすこと」から、「1冊本を読み終えるという目的を達成し、達成感を得ること」に変わっている。

だから、本を読み終わったら達成感を得るものの、読んだ内容に対する印象は薄くなる。

そもそも、読んでいる最中も非常に目が滑っていた。わからないところを掘り下げて調べながら読むこともせず、わからないところはわからないまま何となく読み進めていた。

「何を書いてあるのか理解すること」よりも、「本を一冊読むこと」が目的になっているので、これは当然のことなのだ。

 

で、なぜこのようなことになるかと言えば、「もったいない」という気持ちがあり「捨てない」という判断をしたからとなる。

今回は本だったが、食材や家具、道具などにも当てはまる。

「食材を捨てるのがもったいないから、あまり食べたくもないけど仕方なく食べる」

「スポーツ用品を買って、あまり自分には向いてなかったけど、高かったし一応継続する」

「道具を買った。当てが外れていて、正直あまり便利にはならなかったけど、買ってしまったし使い続ける」

 

「もったいない」という気持ちに引きづられてのこのような判断によって、お金や時間を無駄にしてしまうことが往々にあるように思う。

ゴルフあんまり楽しくなかったけど、道具を揃えてしまったので何となく継続するとか。

 

ということで、いつか読もうと思っていた数冊の本は処分することにする。
数か月~1年読んでいない本ばかりだ。本当に読み直したくなったら、その時買いなおせばいい。

蚊について調べた備忘録

・蚊はどのように対象(人間等)を識別するのか

→ 熱、二酸化炭素によって検知する。

→ また、人間の臭い(つまり、人間の肌に存在する肌の細菌が出す物質)でも検知する

→ 汗をかいていたり、屋外にいる時間が長いと、血を吸われやすくなる

 

・かゆくなる仕組み

→ 蚊の唾液が体内に入る

→ 人間の体はヒスタミンを出す。

→ ヒスタミンが、かゆみの神経にあるヒスタミン受容体と結合して、かゆみが生じる

→ 腫れはヒスタミンの影響で拡張した血管から血漿成分が染み出すことによって生じる

https://www.ikedamohando.co.jp/jyouhoukan/insect-bite/mechanism.html

 

アカイエカヒトスジシマカ

日本で身近な蚊は、上の2種。

アカイエカは、長距離を移動して獲物を探す。夕方~夜間に活発になる。

家に入ってきて夜中刺してくるのはこいつ。人間の臭いを検知して、遠くから家の中に入ってくる。

ヒトスジシマカは、藪とか茂みに固まって生息していて、近づいてきた獲物から吸血する。庭で作業していたり、外でぼーっとしていると刺してくる蚊はこいつ。気が付くといっぱい腕や足に張り付いてるのはこいつ。

でもこいつは、家とかには入ってくることは少ない。一か所にとどまるタイプの蚊だから。

スキルアップを求める人も、大企業に入りたがる人も、結局は「安心」を求めているのでは?

「安心」志向って、どっちかというと大企業志向の求職者に対して揶揄する意味でつかわれる言葉のような気がする。

けど、「スキルアップ」というのも、詰まるところ求めているものは「安心」であるような気がしてきた。

スキルアップという言葉はポジティブに、「安定」とか「安心」は労働市場ではややネガティブな印象があるような気がする。

若者が大企業に入りたがると、ちょっとがっかりする人種の大人がいる。
ベンチャー企業へ入社するような学生は囃し立てられる

今の若い人は、成長意欲が高いと言われる。それはずばり、将来不安が大きいという影響があると思う。

昔は大企業に入れば安心という時代だったと思う。終身雇用という未来が確定して、不祥事とかよっぽどのことを起こさなければ食いっぱぐれるとか、そういう可能性は極めて低い(ように思える環境だった)。

今の若者は大企業志向が薄れている人も多い。
でもそれは、「大企業に入れば安心」という価値を大企業が提供できなくなったために、別の安心、「スキルアップして、どこでも働けるような人間になる」という安心へ移動しただけで、本質的には何も変わっていないのだろう。

それが悪いということではない。でも、それを何か違うものであると認識することは誤りだったのだろうなと思う。

あと付随して、「スキルアップできる環境の会社」というのも人気がある。
求人を見ていると、「スキルアップできる環境」と謳う求人は多い。

スキルアップできる環境って、一種の「安心」という価値を生む。
たとえ割に合わない仕事であっても、そこで働く人が「ここで働いていれば手に職がついて、今後安心だ」と思い込めば、働き続けてくれる。

実際に「手に職がついて、食っていける」かどうかは大事ではなくて、労働者がそういう風に思い込んでくれるかどうかが大事となる

これが、最近の求人広告に「成長・スキルアップスペシャリスト」ってワードが並ぶ理由でもあるんじゃないかなと思うんだけど。

若干食傷気味なところがある。

スキルアップできるという『安心』を与える」ということが、若手を安く使いこなすコツなのかもしれないなと思う。

大企業に入社して、数十年にわたる安定雇用と高収入を得るために若いうちは頑張るという選択を半ば馬鹿にしていたところがある。

けど、スキルアップにこだわって、自分の技術で食っていくんだ!という考え方も、突き詰めると求めているのは「安心」だよなと思って、馬鹿にしていた自分が馬鹿だったなと思った。

スキルアップを餌に人をこき使う会社は、「明るいブラック企業」という言葉がよく似合うだろう。

「明るいブラック企業」というのは、その安心をうまく利用して割に合わない激務をさせる企業。

スキルアップするからということで人を集めて、安い賃金で人をこき使う企業。

そんな企業、割と身近だよなと思った。

スキルアップとか成長に「こだわる」というか、盲目的になると落とし穴があるなと思った今日でした。

【紹介】「働きたくない」と調べるとヒットするアフェリエイトおじさんについて

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・合わせ技アフィリエイトおじさん

上記で紹介した3つすべてをひとつの記事に詰め込むアフィリエイトおじさん

 

 

以上。

 

ps. 書いているのはおじさんじゃなくておねぇさんかもしれない...。 

ハートビーツの倫理規定を読んだのでメモ

ここが割とよかったので抜粋しておく。

 

結果の予測と確信について
一般的に視野が広く洞察が深いほど未来の事象に対する断言は難しいものです。 この傾向は情報システムにおいて同様の傾向があります。
昨今の情報システムはたいへん複雑であり、 一見単純に見える動作の裏には複雑な計算や処理、経緯や事情が隠れていることが多々あります。
そのため、より技術を有するエンジニアであるほど事象の予測に対する回答の歯切れが悪くなる傾向があります。 特に「確実」「100%」という要求には警戒心を抱くのは専門家として正常な反応です。 良い未来についても悪い未来についても不確定要素は存在します。
……という事情はあるにせよ、非専門家との対話においては、非専門家は専門家に相応の確実性を求め、 それを元に予測可能性を得ようとします。 前提条件と範囲を明確にした上で、客観的な知識と判断をもとに、 確度の高い情報を提供し期待値を調整しましょう。


表現例:
確率95%以上 => 「まず間違いなくそうなる」
確率80%以上 => 「ほぼそうなる」
確率70%以上 => 「おそらくそうなる」
確率50%以上 => 「半々」「じゅうぶんにありえる」
確率50%未満 => 「現時点ではなんとも言えない」